電験の合格基準点 | 電験では100点を目指す必要はない
電験の各科目の合格基準点は、原則としては60点ですが、
その年の試験の難易度によって基準点は下がります。
試験は難しいことが多いので、合格点は 50~60点の間で推移しています。
タイトルに「 電験では100点を目指す必要はない」とありますが、
その理由は合格基準点の低さにあります。
難しくてわからないところは、どうするか
私だけではないと思いますが、電験の勉強を進めていくうちに難しくてわからないところが出てくると思います。
他の電験参考を調べたり、人に聞いたり、また考えたりして理解できるものはいいのですが、
どれだけ調べても、また どれだけ考えてもわからない箇所が出てきます。
その中でも、勉強を進めていくうちに理解できる場合もあるのですが、
結局、最後まで理解できないところもあります。
ではどうするか?
最後までわからない箇所は、あきらめるのが得策です。
わからないものは、わかりません。
きっと、多くの時間を使ってもわからないと思います。
結局、時間がムダになります。
わからないところは、あきらめる
なぜわからないところは、あきらめてもいいのか? と言うと、
電験三種の合格点は90点や100点ではないからです。
年によっては、合格点が50点のときもあります。
この50点とは、100点満点中の50点です。
つまり、半分正解できれば合格です。
このことから、「考えても理解できないところは、無理にやらなくても大丈夫」と私は判断しています。
「考えてもわからないところ」について悩んで時間を無駄にするのならば、「なんとなくわかる」ところを確実に仕上げたほうがいいでしょう。
「わからないところ」よりも「わかるところ」のほうが得点につながる
機械科目の「自動制御」や「情報」などの項目は、参考書を読んでも何を言っているのかさっぱりわからないところがあります。
理系の人なら理解できるのでしょうが、わからない人にとってはさっぱりわかりません。
どうしてもわからないところは諦めて、わかるところを勉強したほうが、得点アップにつながる可能性があります。
当面の目標は、電験参考書の全てを理解することではなく、電験三種合格ですよね。
どうしてもわからないところは、合格したあとに、あらためて勉強してみてもいいのではないでしょうか。
なぜ電験三種の合格基準点は60点を下回るのか
電験三種の基本合格点は60点ですが、問題が難しくて平均点の低い年は合格点が下がります。
4科目とも合格点が60点だった年は、私が調べた限りではありませんでした。
だいたい、何かしらの科目の合格点が60点を下回っています。
つまり、それだけ試験が難しいということですね。
そこそこの問題を出題して、「合格点を60点」と決めてもいいと思うのですが、そうはなりません。
電験出題者は大学教授などの偉い先生方が多いですが、難しい問題を出したくてしょうがないのでしょうか?
お偉い先生方の考えることは、よくわかりません・・・・・