電験解説で途中式は省かれる
数学があまり得意でない人が電験を目指すときに困ることがあると思います。
参考書に出てくる例題や過去問題集の計算問題を解いてみてわからない………
そんなときには解説を見て解き方の参考にすると思いますが、
解説では計算式のあとにすぐに答えが導かれている、
つまり途中式が省かれているので、どうやってその答えに辿り着いたのかわからない……
数学が苦手な人にはよくあることだと思います。
そして、「なんて不親切な解説なんだ!」と怒りをおぼえる事もあるでしょう。
私も解説の途中式が省かれていることに、よく腹を立てていました。
でも・・・・、後になって考えると怒るほうが間違っているのですよね。
解説者は電気的な内容を解説するのが仕事なわけで、数学的なことを説明することは本来の仕事ではない……
つまり、途中式がなくて理解できないのは、自分の数学力が足りないからです。
まず数学力を身につけてから電験の勉強を開始するのが正しい方法なのかな~とは思います。
自分の数学力の無さを棚に上げて、「解説が不親切!」と怒るのは筋違いかなとも思います。
電験三種の数学のレベルは?
電験三種に必要な数学は高校レベルという話をよく聞きます。
高校レベルの数学も理解できずに、電験合格を目指す。
自分のレベルに低さを棚に上げて怒ること自体、間違っているという意見も聞きますが、
しかし私と同じように数学は苦手だけれど電験三種合格を目指す、という人も世の中にはたくさんいると思いますけれどね。
結局何が言いたいんだよ!という話になってしまいますが…….
まあ、私が使った参考書の中でも「誰でもわかる電験参考書」は、計算の途中式が多く書かれていて助かりました。
やはり、自分の学力に合った参考書を選べば勉強の進み具合も変わってくると言えます。
数学力をつけてから電験三種の勉強を始めるべきか
数学力をつけてから電験三種の勉強を始めたほうがいいのかと言うと、
じつは、私はそうは思いません。
中学レベルの数学くらいはできないと話しにはなりませんが、中学レベルの数学ができれば、とりあえず十分だと思います。
数学の知識が必要になったとき、また自分のわからない部分が出てきたときに、その都度数学の勉強をすればいいと思います。
なぜなら高校数学全般が必要になるわけではないので、高校数学全部を勉強する必要はないからです。
数学的にわからない事が出てきたら、その都度数学参考書を引っ張り出してきて勉強する、このようなスタンスがいいと思います。