2019年の電験三種 合格基準点は?
2019 電験三種の合格発表も終わり、合格基準点が公表されました。
それぞれ次のようになります。
2019 電験三種 合格点
理論科目 55 点
電力科目 60 点
機械科目 60 点
法規科目 49 点
驚いたのは、法規の49点です。
まさか、50点を割るとは思いませんでした。
半分以下の正解で合格だなんて・・・・・
しかも、科目は法規です!
すごいですよね。
これを言い換えると、「電気関係の法規を半分知らなくても電気主任の業務を行っても良い」ということになります。
電気主任が法規的に何かミスをしても、「知りませんでした」で済んじゃうということです。
だって、電気関係の法規を半分だけ知っていれば電気主任になれるわけですからね。
「PCBを下水に流しちゃいました・・・・。だって知らなかったから。」
電気法規の知識が足りないということはこういうことではないでしょうか。
もちろん、実際にPCBを下水に流しちゃったら罪に問われるでしょう。
しかし、電験の試験的には半分は知らなくていいわけですから、こういうことも起こる可能性があります。
やはり、半分以上正解で合格にすべきですよね。私はそう思います。
しかし、合格点が下がることは電験受験者にとっては嬉しいことと言えるでしょう。
自己採点で50点だった人は不合格を覚悟していたと思いますが、50点でも合格ですから!
しかし、満点の人も合格ラインぎりぎりの人も合格は合格です。
満点で合格した電気主任 と 50点でも合格できた電気主任 を比べても資格自体に優劣はありません。
合格すれば、全ては許されるということですね。
例年の合格基準点
参考までに、電験三種合格基準点は基本的には60点ですが、その年の難易度により点数が下がることがあります。
だいたい50点台になることが多いです。
今年の電力科目 と 機械科目 が 60 点だったということは、標準的か少しやさしい問題だったということでしょうか?