電験三種に合格しよう!

電験三種合格を目指す人に向けて、自分なりのアドバイスを紹介します

誰でもわかる もっと!過去問題集『理論』

平成4年から、電験3種は試験が年2回に変更になり、それに対応した問題集が 誰でもわかる電験参考書研究会から発売されました。

少しでも、点数をアップしたい人におススメの問題集になります。

 

試験は年2回実施

この問題集が、試験にどう対応しているのか 気になりますよね?

平成4年から試験が 年2回になったのですが、それとともに過去問と同じ問題が出題されるようになりました。

電験を受けたことのない人は知らないと思いますが、電験3種では、過去問と同じ問題が出題されることはありませんでした。

いつも新しい問題が出題されていたので、合格するのは難しい試験でした。

例えば、ボイラー技士試験は 年に数回試験が行われているので、 過去問の使い回しは当たり前のように行われています。

なので、ボイラー技士試験は過去問を繰り返し勉強すれば、合格は難しくありません。

令和3年までは、電験3種は試験が 年1回だったので、新しい問題のみ出題されていましたが、年2回になったことで 試験問題の使い回しが行われるようになりました。

今までの2倍の問題を作成しなければならないので、大変なのでしょうね。

 

過去10年分の問題集

過去問が出題されるようになったので、「過去10年分の過去問題集を勉強していれば大丈夫?」かと言うと、これではダメなのです。

2023年版 電験3種過去問題集過去10年分の過去問題集

というのも、出題される過去問は10年より以前の問題だからです。

なので、過去10年分の問題を勉強していても、この中から同じ問題は出題されません。

 

14年分の過去問題(1999年~2012年)

そこで、 冒頭で紹介した 誰でもわかる電験参考書研究会 の「誰でもわかる もっと!過去問題集『理論』1999~2012」の活用をおススメしているのです。

誰でもわかる もっと!過去問題集『理論』1999~2012」

こちらの問題集は、過去10年分より以前の問題を14年分収録しているので、この中から同じ問題が出題される可能性が高いです。

勉強した問題と同じ問題が出題されれば、確実に正解できますよね。

電験の問題は、意地の悪い問題が多いですが、同じ問題が出題されれば、悩むことなく解くことができます。

そもそも 試験が 年2回になったのは、電験3種の資格保有者が不足してきたので、これを補うためです。

つまり多くの人に取得してもらう、というのが狙いです。
なので、今はチャンスなんですよね。

試験が年2回になり、それだけでも取りやすくなったのですが、それに加えて 過去問と同じ問題も出題される。

以前に比べると、 取得しやすい資格に変わりました。

 

試験が年2回は今だけ!?

ただし 油断はできません。

なぜなら資格保有者が十分に増えてくれば、また試験は年1回に戻るからです。

試験が年2回、そして 問題の使い回しが行われるのは、ここ数年だけのチャンスでしょう。

電験1種と電験2種は、試験が 年1回のままですからね。
これは、1種と2種の有資格者は十分に足りているからです。

1種・2種が必要とされる電気設備は少ないということですね。

 

それに比べ、 3種が必要な電気施設が多いということです。
具体的に言うと 電気管理技術者が不足するようです。


電気保安協会などに所属している電気管理技術者は、高齢化が進み退職者が増えていく見込みです。

これを補うために 電験3種の有資格者を増やすのが狙いのようです。

このように、今は電験3種を取得するチャンスなんです。

この機会を逃さず、頑張って取得してください。