4科目同時に受験するべきか1科目ずつ着実に受験していくか
科目別合格制度を利用すれば、4科目同時に受験しなくても良い
電験三種は 科目別合格制度 (科目合格留保制度) があるので、
これから勉強を始める人は「4科目同時に受験する」べきか「1~2科目ずつ受験する」かと、迷うところです。
単純に、電気科等を卒業して自信がある人は4科目同時、それ以外の人は2回に分けて受験するのがいいと思います。
4科目全ての勉強量は膨大です。
電気知識のある人や電気を専攻した人なら4科目同時もOKですが、
それ以外の人にとって4科目同時受験は、どの科目も中途半端になると思うのでやめたほうがいいでしょう。
どの科目から勉強を始める?
どの科目から勉強を始めるべきか、また受験すべきか?
これは、一般的に言われているように、理論科目から始めるのがいいと思います。
理論は電験の基本になる要素が全て入っているので、まずこの科目を理解しないと、機械や電力を勉強するときにつまづくことになります。
理論の次にどの科目を選ぶかは、好みで決めていいと思います。
勉強量の多さから他の3科目を比べると次のようになります。(私なりの基準です)
機械 ― 多い
電力 ― 普通
法規 ― 少なめ
1年目に勉強を頑張る人は?
1年目に頑張って2年目は楽をしたい、というのなら、
1年目に「理論」と「機械」を受験する、という方法もあります。
ただ、この2科目を同時に勉強するとなると、覚える公式の量は半端ないです。
どちらも山ほど公式があります。
公式地獄はイヤだというのなら、1年目に「理論」「電力」「法規」の3科目を受験するのもいいですね。
1年目と2年目、同じ程度に頑張る人は?
1年目と2年目の勉強量を同程度にしたい、というのなら、
1年目に「理論」と「電力」、または「理論」と「法規」がいいでしょう。
そして 2年目は「機械」と「法規」、または「機械」と「電力」を受験する。
「機械」は2年目に回したほうが無難です。
1年目は楽をして2年目に頑張ろうという人は、受験をやめたほうがいいです。
最初から頑張る気が無い人は、合格は難しいと思いますので・・・
3年以内に4科目合格を目指す
電験の科目別合格制度では、3年以内に全科目合格しないと 1年目に合格した科目を失います。
なので、絶対に3年以内に合格する決意で臨んでください。
1年目に楽をしたいという人は3年以内に合格できず、「不合格のスパイラル」に陥る可能性があります。
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