直流は簡単!? でも交流は難しい
直流の法則や定理は難しくない
電験の勉強は、まず理論科目から始める人が多いと思います。
そして理論の参考書を開くと、まず最初に出てくるのが直流です。
直流ではキルヒホッフの法則や重ね合わせの理等ありますが、たいていの人は難なく理解できるでしょう。
直流を終えてその後、参考書に沿って勉強を進めるとやがて交流が出てきます。
すると、どうでしょう ?
不思議なことに、とたんに理解できなくなりました。
私のように電気が得意でない人は、同じような体験をしているのではないでしょうか。
直流と交流、似ているようで全然違う!?
直流と交流、どちらも電気なので同じようなものだと思ったら、全く別物です。
私はこのとき思いました。「世の中に普及しているのは、なぜ交流なんだろうか?」
「直流が普及していれば、交流の勉強をしなくて済んだかもしれないのに!」と。
なぜ世の中に普及しているのが交流なのかは、勉強を進めていくうちにわかりましたが。
(発電機で作られる電気は交流。また、交流は変圧器で簡単に変圧できるが直流を変圧するのは難しいなどの理由)
交流は、電気が苦手な私にとっては難し過ぎました。
リアクタンス
インダクタンス
などの、謎の言葉がたくさん出てきて、
交流では電圧電流の向きと大きさが時間とともに変化する。
さらに電圧と電流の波形には位相差が生じ、遅れ、進み などの要素も出てくる・・・・
とにかく、謎の要素満載でしたね。
しかも、最初に使っていた電験参考書は詳しい説明が少なくて、全く理解できませんでした。
その後、わかりやすい参考書に出合ったおかげで、なんとか理解することはできました。
難しくてわからないところを理解するには、わかりやすい電験参考書に出合うことが一番なのかもしれませんね。
あとは、わからなくても何度も繰り返し読むことでわかることもあります。
または、別の科目や項目を勉強しているときに、関連のある箇所で不意にわかったりもします。
複素数も厄介だが、実はそれほど難しくない
また交流では、複素数が出てきますが、これも数学が苦手な人にとっては厄介です。
例題など複素数を使って解くのですが、最初は飛ばしていました。
でも、これも時間をかけて勉強していけば、それほど難しくないことに気づきます。
参考書にもよりますが、根気よく繰り返し勉強していれば、交流もやがて理解できます。
最初は難しく感じますが、時間をかければきっと理解できます!