電験三種の過去問はどう取り組むべきか? | 過去問題集
過去問を勉強することはムダか?
「電験では同じ問題は出題されないので、過去問は勉強してもムダ」、
または、「電験は応用問題が多いので、過去問ばかり勉強してもダメ」と、過去問を勉強することに否定的な意見を目にすることがあります。
しかし、私は電験三種に合格するために、過去問はとても重要なものだと思っています。
私は以前、「二級ボイラー技士」の試験を受けたことがあります。
この試験は、驚くことに ほぼ毎月行われています。(電験三種は年一回)
そのせいなのか、当時二級ボイラーは、過去問さえ勉強していればほぼ100%合格できる資格試験でした。
それは、同じ問題が繰り返し出題されるからです。
二級ボイラー試験では「過去問をやってもムダ」と言う人は、さすがにいませんでした。
その逆に、「過去問さえやっておけば合格できる」と言われていました。
(この話は、私が受験した当時の話なので、今現在も同じかどうかはわかりません)
それに比べると、電験では同じ(ような)問題は、あまり出題されません。
しかし、似たような内容の問題が出題されることはあるので、過去問を勉強することは決してムダではありません。
自信を持って勉強して下さい。
過去問をひねった問題、応用した問題は頻繁に出題されます。
このとき、元になった問題を知っているのと知らないのでは大違いです。
知っている人は、とても有利な立場にあると言えます。
A問題は比較的易しいが、B問題は難しい
電験の試験問題には、A問題 と B問題 があります。
前半の A問題は比較的易しい問題
後半の B問題は難しい問題、と分けられています。
試験勉強で最初に過去問に取り組むときは、私の経験からいくとA問題だけにしたほうがいいと思います。
たぶん、B問題は難しくて解けません。
最初から自信を無くしてはヤバいので、まずは A問題だけを解いて自信をつけましょう。
過去問には『簡単に解けるもの』、『全然わからないもの』など、色々あると思いますが、それぞれ問題にチェックをつけておくと後で役に立ちます。
問題集を2周目、3周目に解くときは、前回解けなかった問題を重点的に解くようにすれば、苦手な問題を克服することができます。
また、過去問を最初に解くときは ほとんど解けないと思うので、少し考えてもわからなかったら、解説を見たほうがいいです。
わからないものは、悩んでも多分わかりません。
悩みすぎても時間がムダになるので、さっさと解説を見て解き方を理解しましょう。
過去問題集はどれを使う?
ちなみに、過去問題集は 電気書院 の「電験3種過去問題集」が、おすすめです。
今のところ、一番解説がわかりやすい過去問題集だと思います。
また、1ページごとに問題と解説が分かれているので、とても見やすくなっています。
唯一欠点を上げるとしたら、その重さですかね。
別名 ’’ 電話帳 ’’ と呼ばれているくらいなので、その厚さ重さはまさに電話帳!
(タウンページか!?)
しかも、年々厚くなってきている気もします。
持ち運びに大変苦労します。
科目ごと4冊に分かれていれば便利だと思うのですが、そうなると値段が高くなってしまうのかもしれません。
まあ、その厚さも、解説が豊富なことの裏返しと捉えれば、欠点ではないかも知れませんね。
また、オーム社の過去問題集も定番です。
好みによって選んでみて下さい。
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