電験三種に合格しよう!

電験三種合格を目指す人に向けて、自分なりのアドバイスを紹介します

電験の難易度は高いが、文系でも 独学で合格できるのか? 2

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前回の続きで、「電験は文系でも 独学で合格できる」という理由について

詳しく見ていきます。

   

① 科目別合格制度があるので、一度に全科目合格しなくてもいい

 これはけっこう大きいです。

科目別合格制度のおかげで、電験合格のハードルはだいぶ下がりました。

昔は「1回の試験で全科目合格」できなければだめだったようですが、今はこの制度のおかげで楽になりました。

はっきり言って、私にしてみると電験三種勉強量範囲は膨大です。

 

一度に全科目勉強(合格)することは難しいですが、

分けて勉強することができるので一度の勉強量は少なくなり、とても受験しやすい資格だと思います。

 

考え方としては、「1つの大きな試験を受ける」から「4つの小さな試験を受ける」という状況に変わったとも言えます。

「1つ大きなことを成し遂げること」は難しいですが、「4つの小さなことをコツコツと積み上げること」は、それほど難しくはありません。

 

理系の人はそれまでの積み重ねがあるので、一度に全科目受験(合格)も可能でしょうが、文系の人は、数学や電気知識の積み重ねがありません。

しかし、この制度のおかげでそれまでの積み重ねがなくても、科目合格を積み上げていけば電験は合格できます。

 

 

 

② 試験問題が難しい年もあるが、簡単な年もある

 電験は難易度が高いと言われているが、実は問題がやさしい年もけっこうあります。

年によって難易度の落差が激しい試験だと私は思います。

3年かけて受験すれば、だいたいやさしい年に1度は当たるので、合格の確率は高くなります。

 

 

 

③ 試験問題が難しい年は合格ラインが下がる

 試験問題がやたら難しい年があります。

「見たことのない問題」、「解き方のまったくわからない問題」、「ひねりすぎた問題」など、難しい問題が多数出題される年がたまにあります。

当然、その年は受験者の平均点も下がります。

 

でも安心して下さい。そういう年は、合格ラインが下がります

通常、合格ラインは60点ですが、難しい年は50点まで合格ラインが下がります。

合格ラインが50点と聞けば、合格は難しくない、という印象を受けるのではないでしょうか?

100点満点中の50点ですから。

 

 

 

④ 試験の解答は記述式ではなく5択 

解答は記述式ではなく、5択(5つの選択肢の中から正解を選ぶ方式)なので、完全に理解していなくても正解できる。

 

解答が記述式なら完全に理解していないと正解することは難しいですが、5択の場合は、なんとなく理解していれば正解できる場合もあります。

つまり、「5択なので正解できる可能性は高い」ということです。

 

最悪、全くわからない問題でも、適当に答えをマークすれば正解できる確率は20%もあります。(もし記述式で全くわからなければ、正解する確率はほぼ0%です)

なんとか答えを2つまで絞り込むことができれば、正解する確率は 50% になります。

 

 

 

 

⑤ 昔と比べると、わかりやすい電験参考書がある

 以前は、理系や電気科を卒業した人に向けた難しい参考書しかありませんでしたが、最近では、文系の人が読んでも わかりやすい電験参考書 が出回っています。

理系や電気科卒以外の受験者も増えてきた、ということですね。

なので、参考書選びを間違えなければ合格は狙えます。

 

 

 

 

⑥ わからない問題があっても、ネットで調べることができる

 ネットが普及していない時代は、「わからないことがあったら自分で調べる」か、「周りの人に聞く」しかなかったですが、今はネットを調べればたいていのことはわかります。

また、調べてもわからないことは、「ヤフー知恵袋」などに質問を上げれば、誰かが教えてくれます。

見てみると、電験にかんする質問もたくさんよせられてます。

その他にも、過去問解説等をネットに上げている親切なサイトもあります。

便利な時代ですよね。

 

 

 

 

⑦ 電験三種の情報について、ネットで調べることができる

参考書選び、通信教育、講習会、その他勉強法についてわからないことがあれば、これもネットで色々と調べて情報を得ることができます。

 

 

 

このように、文系の人にとっても色々と有利な条件が増えてきたので、電験は理系だけの限られた資格ではなくなったと言えます。

 

 

 

 

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