文系でも電験三種に合格できるのか?
数学と電気が苦手な文系の私でも電験三種に合格できました。
私と同じような境遇の人はたくさんいると思います。
その人たちの参考になればと、私の経験をふまえて電験について書くことにしました。
現在私は、設備管理 (ビルメン) の職に就いています。
もともと怠け者の私は、何か自分に向いている仕事はないだろうか?と思っている時に知り合いから勧められて、この仕事に就くことになりました。
「二級ボイラー技師」と「危険物取扱い責任者」の資格をとってみた
「どうしたら、設備管理の職に就けるのか?」ということを知り合いに聞いたところ、ボイラー技師 や 電気工事士、危険物取扱者(乙4)等 の資格を持っていれば採用されると言われたで、私はそれらの資格を取ることにしました。
電気工事士は実技試験(技能試験)があるので後回しにして、
まず、二級ボイラー技師 と 危険物(乙4) を独学で取得しました。
学校を卒業して10年以上たつので 久しぶりに試験勉強をしましたが、もともと私は勉強が嫌いではなかったので、意外とすんなり勉強は進み、どちらも一発で合格できました。
資格に対してもっと難しいイメージを持っていたのですが、思ったより短期間で合格できたので、資格をとることが少し楽しくなってきました。
そこでさらに、消防設備士、冷凍機械責任者、などの資格を取っていきました・・・
資格を色々と取得して「自分はけっこうできる人間なのでは?」 という自信を持ち始めたのですが、周りを見ると、それ以上にたくさん資格を持っている人は大勢います。
つまり、私が取った資格はみんなが持っている資格で、やっと他の人たちに追いついてきただけでした。
次は電験に挑戦!? 難しすぎる・・・
それまでに私が取得してきた資格は「電験」に比べれば、遥かに簡単な資格です。
そんなことも知らずに「次は電験に挑戦だ!」などと意気込んで本屋に行った私は、
電験の参考書や問題集を見て、がっくりとうなだれまたした。
電験の参考書には、難しい数式や公式が山ほど書かれています。
もともと数学の苦手だった私は「これは・・・、数学が得意な理系の人が受験する資格じゃないか!」と驚きました。
そうです。
高校の頃 数学は赤点ギリギリで、数学が超苦手な私の頭に浮かんだ言葉は、「ムリ!絶対にムリ・・・」です。
そんな私は、他の資格に逃げました。
電験は難しいので諦め、電気工事士などを取得
第二種電気工事士、冷凍二種、建築物環境衛生管理技術者(ビル管)など・・・
電験を諦めた私は、さらに資格を取得していきました。
でもある時考えました。
「色々な資格を取得したが、結局必要なのは何なのだろう?」
私と同じような資格を持っている人はけっこういるのですが、当時私のいる現場(ビルメン) で電験三種を持っている人は電気主任だけでした。
皆が持っている資格を持っていても、大して評価はされない。
皆が持っていない資格を取ることが重要なのではないか?
そして、会社からも必要とされるのではないか? と感じました。
皆が持っている資格を取ってもあまり意味が無い、人が持っていない資格を取ることに、価値があるのではないか・・・
いくつかの資格を取ったあとで、私はそう思いました。
そこで、あきらめていた電験にチャレンジすることを決意しました。
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